#11「路地裏」
引っ越した下宿先の隣に、その路地裏はあった。しかし、四方を壁に囲まれ、中が見えない。石田が寝ていると、どこからか子供達の遊ぶ声がする。それは、あの路地裏から聞こえてくるようだった。…。
石田CV 鈴木裕斗
下町の路地にある下宿に引っ越してきた青年。しかし、その部屋では夜な夜な子どもの声が聴こえてきて…
鈴木裕斗
- ▼演じることが決まってどう思いましたか
- 伊藤潤二『コレクション』に続き、幼少期よりずっと愛して止まない伊藤潤二先生の作品の一部になれることが夢の様でありとても光栄で今でも伊藤潤二『マニアック』に参加させていただける事実を噛み締めては鳥肌が止まらなくなりますっ!
僕が参加する「路地裏」以外の作品も開示される度に胸の高鳴りが強くなっていて、ファンとしても1日1日この作品への想いが溢れ出て大変なことになっています(笑) - ▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
- 僕が「路地裏」で演じさせていただく石田はどこにでもいる普通の青年。
若者らしく好奇心旺盛なところや下宿先の若く可愛らしい娘さんにドギマギしたり…
そんな普通の人間が恐ろしく奇妙な出来事に理不尽に巻き込まれていく、その展開こそがまさに伊藤潤二先生ワールド!といった感じなのかなと!!(笑)
ナチュラルで柔和な石田くんの雰囲気を感じ取っていただきつつ、恐怖と相対した時の彼の表情と声色にも注目していただけたら嬉しいです。 - ▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
- 伊藤潤二先生は今現在まで記憶に鮮明に残る唯一無二の作品を沢山描き生み出してくださっています!
どの作品も一つ一つその作品にしかない魅力と怪しい輝きを持っていて、その中でも「路地裏」はまさにマニアック!なコアなファンの中でも人気の高い作品だと思います!
僕も小学生の頃初めて読み終えた後から、近所にある路地裏の細く暗い雰囲気や日が沈むことにちょっとした恐怖を感じていたのを覚えています(笑)
アニメであの路地裏がどのように描かれ恐怖を生み出し視聴者に植え付けていくのか僕も今からとても楽しみです。
もうほんっとに!!路地裏だけでなく!!!
今開示されているタイトルだけでなくこれから開示予定の作品も、全部が全部楽しみですしどの作品が来るのか気になりすぎて夜も眠れません!!
どうにかしてくださいっ!!(笑)
忍CV うえだ星子
石田が下宿する家の娘で中学生。石田が借りた部屋を元々使っていた。
うえだ星子
- ▼演じることが決まってどう思いましたか
- これまでアニメの仕事をたくさんやってきてはいないのですが、そんな私に忍役を託してくださって、とても光栄でした。
原作とアフレコ台本を何度も読み比べて、漫画や台本のセリフ、ト書きの背景にあるもの、そして伊藤先生の頭の中を想像して収録に臨みました。 - ▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
- 相手の腹の中を見透かしているような凄み。
何を考えているのかを見せない、しれっとした佇まい。
年齢にそぐわない存在感。
自分の内面を見せない子って、気になって、知りたくなる。
見せないことで人を惹きつけるのが、忍の魅力だと思います。 - ▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
- 普段何気なく町を歩いていてふと路地裏に遭遇したとき、もしかして、この路地の先は日常ではないどこかに繋がっているんじゃないか。
当たり前の顔をしている街並みの裏にとんでもない空間が潜んでいるんじゃないか。
そんな風に想像を膨らませる面白さを教えてくれる作品です。
あの場所、あのアレ(アレら)が、どんなアニメ映像になるのか。
ぜひお楽しみに!
#11「首のない彫刻」
美術教師の岡部が作る彫刻は奇妙だった。首がないのだ。そんな折、岡部が殺されてしまう。首なし死体で発見されたのだ。岡部と最後に一緒にいた部員の島田の様子もその日を境におかしくなっていく。
留美CV 折笠富美子
女子高校生。美術教師が殺害された旧校舎で恐ろしい光景を目の当たりにする。…
折笠富美子
- ▼演じることが決まってどう思いましたか
- 「伊藤潤二『コレクション』」にも出演させていただき「怖いよぉ(泣)」と思いながら台本チェックをしてスタジオでは恐怖の丈を存分にぶつけさせていただいた思い出があり…笑。再チャレンジ!!という気持ちでした。ありがとうございます。
- ▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
- ごく普通の高校生で、ごく普通の高校生活を送っている昭和の女の子というキャラクターイメージから正気が保てなくなるギリギリなところへの振り幅が魅力なのかなと思います。ご視聴くださる皆さまの心に留美を通じての恐怖体験が残るといいなと思っています。
- ▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
- 「怖い」という感情もエンタメですね。まさにマニアック!笑。スタジオでは過呼吸気味になりながら台本の行間にまでたっぷりと恐怖を詰め込むように挑みました。美術室に行く時などに思い出していただけたら嬉しいです。ふふふ…
島田CV 近藤隆
美術部員。美術教師の岡部が殺害された前日、学校で岡部と遅くまで個展用の彫刻を制作していた。
近藤隆
- ▼演じることが決まってどう思いましたか
- 台本をいただいてから収録までが待ち遠しかったことを覚えています。以前の『コレクション』でも少しばかり出演させていただきましたので、より一層気合を込めて臨みました。とはいえ頑張りすぎると空回りしやすいのがホラー作品なので、そのあたりのさじ加減には気を配っています。
- ▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
- 美術部顧問の先生が個展を開くため、島田くんは頭部がない彫刻の制作を手伝っています。先生を尊敬し、先生が作る首のない彫刻にどこか惹かれている感もあります。ただ、彼は首のない彫刻をどこまで自分の心から愛しているのでしょうか。ひょっとしたらどこからか…。
- ▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
- 様々な要因でホラー作品の良作が生まれにくくなっている現在。そんな時代の中、恐怖やシュール、時にブラックジョークやコメディ要素など質の高い作品たちが映像化されること、そこに出演できることはとても嬉しい。ファンの皆様はもちろんのこと、ご存じない方も良質なホラーをお楽しみいただけると幸いです。