祝! 伊藤潤二2作品がアイズナー賞ノミネート。 話題のNetflixシリーズ「伊藤潤二『マニアック』」でもノミネート作のアニメ化決定&主演発表!
世界で最も権威のある漫画賞のひとつである”アイズナー賞”。「伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい」「伊藤潤二傑作集5 脱走兵のいる家」の2作品が今年のアイズナー賞にノミネートされました。これを記念し、2023年に配信されるNetflixシリーズ「伊藤潤二『マニアック』」のアニメ化タイトルを解禁致します。今回ノミネートされた傑作集から、なんと5タイトルがアニメとして制作されます。
伊藤潤二は2021年に日本人として史上初の2部門同時受賞を達成しており、今回の受賞も期待されています。
■アイズナー賞ノミネート
「伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい」
Best U.S. Edition of International Material—Asia部門
Best Writer/Artist部門
「伊藤潤二傑作集5 脱走兵のいる家」
Best Writer/Artist部門
■Netflixシリーズ「伊藤潤二『マニアック』」アニメ化タイトル
※「伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい」から
「怪奇ひきずり兄弟 降霊会」
※「伊藤潤二傑作集5 脱走兵のいる家」から
「屋根裏の長い髪」
「耐えがたい迷路」
「いじめっ娘」
「睡魔の部屋」
■各主演キャスト&キャストコメント発表!
「怪奇ひきずり兄弟 降霊会」より
長男・引摺一也 役 櫻井孝宏
▼演じることが決まってどう思いましたか
引摺一也役を務めます櫻井孝宏です。
伊藤潤二作品に出演できてとても嬉しく思っております。エピソードも役柄も奇天烈で最高。絵の魅力を損なわないよう取り組みたいと思いました。
▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
キャラクターの魅力はそのまま絵の魅力だと思っています。
怖いのにどこか滑稽なのは唯一無二の世界観。引摺家の不気味さの中にある謎の愛くるしさを表現できたらと思い収録に臨みました。
▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
作品に参加できて光栄です。是非見てください。よろしくお願い致します。
「怪奇ひきずり兄弟 降霊会」より
長女・黄子 役 朴璐美
▼演じることが決まってどう思いましたか
初告白ですが、実は私、伊藤潤二さんのファンなもので、今回オファー頂いて、またもや震えました(ヒグチユウコさんとのコラボのサメTシャツ持ってます!)。しかも引摺黄子という、これまた厄介な役所で、完全に震えました。
▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
引摺黄子の魅力…それはもうコンプレックスの塊であることでしょうかー。コンプレックスを抱える自分にどこかしら酔っているような、コンプレックスゆえに彼女の中で言葉が生まれているような、コンプレックスがあることがもはや生命力になっているような、「引摺黄子=コンプレックス」だと思います。
▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
とにかく、今回も参加させて頂いて思うのは「あぁ、伊藤潤二さん、好きです…」の心です。漫画がそのまま浮き出てアニメになっているような、監督も音響監督もかなりエグ味があります(←私の主観)。なので、皆さま、どうぞどうぞ、お楽しみにしていて下さいませ。ふふふ。
「屋根裏の長い髪」より
チエミ 役 日笠陽子
▼演じることが決まってどう思いましたか
伊藤潤二さん作品には以前、伊藤潤二『コレクション』でも出演させていただいたのですが、また関わる事ができて嬉しいです。伊藤さんには不思議なご縁を一方的に感じておりまして、より深く作品へ没入していける期待感がありました。
▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
チエミは一途な女性です。
想いすぎるが故にそれは依存なのか、愛なのか見えにくくなる時もあります。
男性から見たら重たいと捉える事もあるかもしれませんが…。
女の魂は髪に宿るんですよね。
▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
夏ですね!夏と言えば、伊藤潤二作品!
ファンの皆さんお待たせ致しました。
伊藤さんから見える世界や、人間。それが具現化された原作。
そこに込められた想いをアニメーションとお芝居と音楽で立体的に表現していくことで、また別ジャンルの寒気を生み出せたら良いなと思います。
お楽しみに!
「耐えがたい迷路」より
小夜子 役 金元寿子
▼演じることが決まってどう思いましたか
「耐えがたい迷路」にて小夜子を演じました。以前、伊藤潤二『コレクション』のOVA「富江」にも出演させていただきましたが、今回違う話にも関わることが出来て嬉しかったです。
▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
学校で上手く周りに馴染めず、そんな自分を好きじゃないけど何か変えたくもある。でも周りを気にして積極的に動けない。そんな日々の想いが溜まっているのではと考えました。人に対する期待と恐れを行ったり来たり……。誰にでもある生々しい感情は小夜子の魅力だと思います。
▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
どこか不気味な空気を纏ったお話やキャラクターの中に、自分も重なってしまうなとふと感じた時、よりゾクッとした恐さと好奇心が芽生えました。皆さまは作品の中で何を感じるのか、ぜひじっくりとご覧いただけたら幸いです。
「いじめっ娘」より
栗子 役 高森奈津美
▼演じることが決まってどう思いましたか
伊藤潤二『コレクション』に引き続き、大変ありがたくも恐れ多いお話だなと思いました。
伊藤先生の描かれる美しくも仄暗い癖に目覚める少女を、わたしの声で、どのように向き合って取り組んでいったら良いのかとても悩みました。
▼演じるキャラクターの魅力を教えてください
栗子はやんちゃな男の子に惹かれてつい口喧嘩してしまったり、それでちょっぴり嬉しくなってしまったりするとても少女らしく可愛らしい部分と、どんな意地悪をしても懐いてきて離れない直くん相手に芽生える一言では言い表せない感情がものすごいギャップの子だなと思います。
▼アニメを楽しみにしている皆さんへ
伊藤潤二先生の作品のファンの方も、初めてこの作品に触れる方も、どちらもグッと惹き込まれるアニメに仕上がっていると思います。
この作品特有の飲み込んだ後もずっと何かじわじわと残る後味を楽しんで頂けたら何よりです。