日本のホラー漫画界を牽引してきた鬼才・伊藤潤二。その独創的な世界観と、圧倒的な画力で描かれる魅力的なキャラクターが創り出す”恐怖の傑作“から、選りすぐりの20タイトルをアニメ化。「富江」や「双一」「首吊り気球」などの人気タイトルがラインナップされ、伊藤潤二のマニアックな魅力にどっぷりと浸れる意欲作となっている。2023年にNetflixにて世界独占配信が決定。
1963年7月31日、岐阜県中津川市で誕生。高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職を得るも、『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図氏に読んでもらいたい一念で投稿。1986年、投稿作「富江」で佳作受賞。本作がデビュー作となり、代表作になる。3年後、歯科技工士を辞め、漫画家業に専念。「道のない街」「首吊り気球」「双一」シリーズ、「死びとの恋わずらい」などの名作を生みだしていく。1998年から『ビックコミックスピリッツ』(小学館)で「うずまき」の連載を開始。その後も「ギョ」や「潰談」など唯一無二の作品を発表し続ける。世界で最も権威のある漫画賞のひとつである米国アイズナー賞にて、2019年に『伊藤潤二傑作集10巻 フランケンシュタイン』(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」、2021年には『地獄星レミナ』が「最優秀アジア作品賞」、『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer / Artist部門」を同時受賞。さらに2022年に『伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい』が「最優秀アジア作品賞」を受賞し、通算4度目の快挙を遂げる。